方針 診察と薬の処置について  
診察なくして検査、薬の処方を行なってはならないと医師法に決められています。
身体の状態の変化を見るのに最適なのは2週間です。ですから当院では2週間ごとに受診をお勧めしています。たとえば血圧は、季節、気温、大きな出来事、年齢などで、変化します。それに伴い、薬の調節や生活環境の調節をしていかなくてはなりません。ただし、体調管理や血圧測定を常に家庭で行なうことができる方は、自己責任のもとで、長期の処方をすることもあります。また、どうしても受診できないという方は、家族の方から状況をお聞きします。ただし、3ヶ月以上状況が把握できない方は、お断りしています。診療所では、たくさんの方をみるつもりはありません。充分な時間をかけてひとりひとりとお付き合いしていきたいと考えています。   検査について
目的
@ 「がん」の早期発見
癌は知らぬ間に進行し、何らかの症状が出たときには手遅れのことが多いものです。そういったご不幸を少しでもなくすよう、いつも来ていただいている方を対象に、腹部エコーと腫瘍マーカーをお勧めしています。
A 薬の副作用の早期発見
薬は元気で長生きするために必要なものです。しかし、時には、身体に合わずにかえって副作用が出てしまうこともあります。そのため新しい薬をお出ししたときは血液検査をお勧めしています。
B 肝、腎、膵機能障害、糖尿病などの治療効果判断、早期発見
現在治療中の方の、状態を詳しく知り、さらに良い状態になっていただくため、最大限の努力をしております。その状態を知るのが血液検査で、特に状態の良くない方には、期間を詰めてご案内しております。状態が落ち着くにつれて、検査回数を減らしております。検査方針表をみてください。

例 Aさん:胸部レントゲン2年ぶりにとると→肺がん→死亡
  Bさん:胸部レントゲン4年ぶり→肺がん→手術して今は元気
  Cさん:エコー生まれて初めて→腎がん→今は元気
  Dさん:4ヶ月ぶりに血液検査→肝臓悪化発見→薬の副作用で入院
方針→
検査方針表
・ 胸部レントゲン、心電図→12ヶ月ごと
・ エコー、胃内視鏡→12ヵ月ごと
・ エコーのときに腫瘍マーカー検査
・ 血液検査→大きな問題のない人→3ヵ月ごと
・ 糖尿病、コントロール優→3ヵ月ごと
・ 糖尿病、コントロール不良→毎月       胃内視鏡時の検査について
胃内視鏡は、すべて事前予約制で行なっています。内視鏡は、偶発症が発生することがあり、当院では、できる限り事前に胸部XP、心電図、感染症検査を行い、当日は血圧測定、問診、診察などで、体調をみてから検査に入ります。体調によっては、当日お断りする事もあります。